絵本 「カムイチカプ」

カムイチカプ

カムイチカプ


カムイチカプとは「神の鳥」という意味で、しまふくろうのことだそうである。

シャチの群れが、神の鳥であるしまふくろうに無礼を働いたため滅ぼされ、別の群れは礼儀正しかったため安全だった、という話。

自然の猛威やおそろしさについて、またそうした自然への畏敬について、きっとこの物語を通じてアイヌの人々は子孫に伝えてきたのだろう。

また、この絵本を読んでいて、北海道の大自然が眼前に見えるような気がした。

すばらしい絵本だった。