絵本 「人生の最初の思い出」

人生の最初の思い出 (詩人が贈る絵本 II)

人生の最初の思い出 (詩人が贈る絵本 II)

小さい頃に住んでいた場所や景色というのは、ふしぎと心に残るものだ。

特に、引っ越した場合には、それらは特別なものとなる。

この絵本は、そうした感覚をとてもよく描いていた。

「人生の最初の思い出は、いつでも、自分とずっといしょにあるんだよ。たとえ自分では、すっかり忘れてしまってもね。」

父親が主人公に語るこの言葉は、そのとおりだと思うし、また忘れないようにしていくことも大事なのだと思う。

きっと、小さい頃の思い出というのは、その人にとって魂の最も中心をなす部分なのかもしれない。