今日は、中林梧竹展を見に行った。
小城の梧竹記念館と公民館と佐賀県立美術館の三会場であっていたので、三つとも行った。
没後百年記念ということで、質・量ともに素晴らしい展示だった。
梧竹さんの書の数々を見て、生命の根源的な自由に触れた気がする。
あのような境地に生きることができたら、どれほど素晴らしいだろう。
また、自分はいかに日ごろはあのような根源的な自由から遠いことだろうかと思った。
いろんな素晴らしい言葉の数々の書だったけれど、「大和真富貴」というとても大きな書の言葉は、特に心に響いた。
「大和は真の富貴なり」と読み下せばいいのだろうか。
大らかに調和してなごやかであることこそ、本当の豊かさというものである、という意味だろう。
お金の多少より、家族や世の中が仲良くあることこそ、本当の富であり、豊かさということを教えられた気がする。
それ以外のどの展示も、本当に素晴らしい、目が覚めるような書の数々だった。
誰よりも新しい、斬新なアートだと思う。
図録も買って帰ったが、本当に素晴らしい図録だった。
書聖・中林梧竹没後100年記念事業特別展
http://www.city.ogi.lg.jp/main/8199.html