- 作者: 小泉八雲,高村忠範
- 出版社/メーカー: 汐文社
- 発売日: 2005/04/01
- メディア: 大型本
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和歌山のある村で、ちょうどお祭りがあっている時に、地震があり、海水が遠くの方に引いていった。
それを見た、浜口五兵衛は、小さい時に祖父に聞いた話を思い出し、必死になって稲むらに火をつけ、村人たちを丘の上に集めた。
その直後、大津波が村を襲い、間一髪で村人すべてのいのちが助かった。
江戸時代に実際にあったことがもとになった御話。
大津波や地震などの災害を、ちゃんとおじいさんおばあさんたちから聞いて覚えておいて、何かあった時にその知恵をすぐに生かし、勇気を持って断固として行えば、多くの人のいのちが助かる。
そのことをあらためて教わる、良い絵本だった。