映画 「英国王のスピーチ」

英国王のスピーチ コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]

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面白かった。


ジョージ六世が、吃音を乗り越えて、第二次大戦の開戦を国民に伝えるスピーチを立派に果たすまでを描いてある。
実話が元になっているそうだ。


王族というのも、さまざまなプレッシャーや苦しみや葛藤があるもので、傍目から見るほど楽なものでは決してないのだろう。


ジョージ六世が、小さい頃からの心の傷や抑圧を乗り越えて、無事に話せるようになるまでの、「友」であるライオネルや、妻たちの支えも、とてもよく描いてあった。
一人の人が何かを乗り越えていく際には、やはり周囲の手助けというものが必要なのだろう。
と同時に、なによりも大切なのは、本人の意志と勇気なのだろうと思う。


それにしても、第二次大戦勃発の時のジョージ六世の演説の内容は、とてもよくできた、人の胸を打つ内容だったと思う。
誰が草稿を書いたのだろう。


勇気をもって、何かの言葉を発した時に、人はきっと、周囲に何かしらの良い響きをもたらすことができるのだろう。
見ていて、そんなことを思った。