フジコ・ヘミング 「希望の力」

希望の力

希望の力


とても良い本だった。
深く感動させられた。

フジコ・ヘミングさんが自分の人生を振り返りつつ、人生のさまざまな体験から得られた智慧やメッセージを綴ってあるのだけれど、どれも本当に胸にしみる、良いことばだった。

こんなにもフジコ・ヘミングさんが御苦労されたんだなぁと驚かされた。
また、その苦労にめげずにあきらめずに努力し続けたその生き方に、深い感銘を受けた。

あきらめず、正直に生きること。

歯を食いしばって、乗り越えること。努力した体験は必ず将来役に立つこと。

あきらめないで、一つのことを続けること。

誰だって欠点や嫌なところはあるのだから、それを許すのが大事。
人に優しく生きる人こそ、本当に強い人であること。

などなど、うなずかされた。

「あきらめなければ、なんでも努力した分だけ、少しずつ道が開けてくる。」

「ひとつのことをがまん強く続けること、自分の夢をかなえるにはそれしかない。」

チャンスがいつ来ても良いように、努力しておくこと。

明日に向かって、もう一度立ち上がること。

「神様は忘れずに、あなたを思い出してくれる。正直に生きてきたのを、きっと見ていてくれる。」

などなどのメッセージは、フジコ・ヘミングさん自身の本当に大変な体験の裏打ちがあるからこそ、とても納得がいく、心に響く言葉だった。

若い人にも、あるいはもっと年齢を重ねた人にも、どの世代の人にも、必ず素直な心で読めば、はかりしれない価値のある本だと思う。