現実的理想主義の政党こそ

菅さんがブログの中で、以下のように言っていた。


「政界全体が弱肉強食化と右傾化が進んでおり、その中で、民主中道の民主党が、二大政党の一方としてしっかり存在していかなくてはならない。」


同感だ。
社会保障重視と具体性をしっかり持った現実的理想主義こそ、今の日本にとって重要と思う。


二言目には菅さんをののしる小沢派がいるが、
諫早湾水門開門決断、硫黄島の遺骨収集、事故調の人選、湯浅誠さんを起用しての社会的包摂戦略、求職者支援制度や一括交付金化、B型肝炎訴訟和解、浜岡原発停止、首相として脱原発宣言、首相退任後の地道な脱原発への努力などの、これらを他の誰ができたろう。


未熟な正義感を持った人々が、情報の根拠や正確さを検討もせず、大真面目にデマを拡散し、世の中に不平不満や反目を煽る。
これは悪意を持って何かしらの誤った意見を自覚的に主張する人と、どちらが害悪が大きいのだろう。
前者は小沢派に多く、後者はネトウヨに多いが、どちらも世にとって害が大きい。


民主党は、消費税を上げないとはマニフェストには一行も書いておらず、2010年マニフェストにはむしろ協議を明記している。
四年間議論自体をしないとも一言言っていない。
というのに、消費税増税マニフェスト違反だとか、議論自体を四年間しないと言っていたという人々は、勘違いなのか嘘をついてるのか。


第三極について、「何かやってくれそうだ」という期待が集まっているようだが、むしろ「何をしでかすかわからない」という危惧をこそ持って、冷静に観察し、まずは具体的な実績や行動をよく見るべきではなかろうか。


地道に、現実的に、政策を積み重ねてきた民主党は、本来はもっと評価されるてしかるべきだと思う。