今度こそ地位協定の改定の実現を

■帰宅途中女性の後つけ襲う=強姦致傷容疑米兵2人送検―沖縄県
(時事通信社 - 10月17日 16:05)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121017-00000101-jij-soci



玄葉外相は、沖縄の暴行事件について、


「絶対にあってはならない事件。綱紀粛正とか再発防止といった言葉で片付けられない、もっと抜本的な対策を考えなければいけない」


と述べたという。
http://jp.WSJ.com http://on.wsj.com/WjZz3p 


その具体的中身はいまだ明らかではないが、地位協定の改定に向けてぜひ努力して欲しい。


野田さんはかつて言った。


「「誇り」の行き着く先、究極の姿は、祖国が脅かされ、わが家族、 わが隣人、わが同胞が危機に至った時に、その困難に敢然と立ち 向かう意欲と能力があるかどうかだと思います。」


と。


沖縄での出来事に、今こそ敢然と立ち向かって欲しい。


野田さんはまた、こうも言っている。


「私たちは常に問い返さなければなりません。 沖縄の皆様の抱く思いを全ての日本人で分かち合おうとする格別の努力を尽くしてきているだろうか、と。」
http://www.kantei.go.jp/jp/noda/statement/2012/okinawa_tuitousiki.html 


今年の六月の演説である。
こう言った以上、実際の行動でしっかり示して欲しい。


それには、まず第一に、2010年のマニフェスト民主党が明記しているとおり、地位協定の改定にしっかりと取り組むことである。


2007年時点では、沖縄独立支持者は一割程度、七割は日本の一部であることを望んでいる。
http://www.archives.pref.okinawa.jp/publication/2.pdf 


しかし、今後あまりにも日本全体が沖縄において暴行事件等が起こっても無関心で抜本的対応策を講じないならば、独立支持派は増えるかもしれない。


民主党政権は、おそらく次の選挙で大幅に議席を減らすだろう。
下野はほぼ間違いない。
せめても、まだ政権にある間、今からでも命がけで後世に残る業績を上げて欲しい。
せめても、最後に命がけで、国家国民のためにがんばって欲しい。


栗林中将や大田中将たちは、後の時代の日本人が本当の意味で誇りを持って安全に生きることができるように命がけで戦ったのだと思う。
自称愛国者や愛国を口にする人々に、一体どれだけ本当の意味で彼らの魂を受け継いでいる人がいるのだろう。
彼らは口を開けば民主党政権を隷米だの売国奴だの批判してきた。
特に小沢派の悪口雑言とデマは大変見苦しくひどいものである。
しかし、野田政権は、彼らの悪口雑言に対する最大の有効な反論は、自らの実践と行動で、真の愛国心の持ち主であることを身をもって最後に示すことである。


後世には格別の配慮を沖縄県民に対して示して欲しい、という太田中将の遺言を、私たち後世の日本人は一体どれだけ真摯に受けとめてきたと言えるのか。
せめてもこれから地位協定の改定をすべきだ。
これに命がけで取り組まずば、何の大和魂だろうか。


政府も国民も、与野党も一丸となって、地位協定の改定を今度こそ実現して欲しい。