安倍氏「改憲が衆院選の争点」
http://mainichi.jp/select/news/20121001k0000m010018000c.html
たぶん、次の選挙での争点は、以下の三つになるのではないだろうか。
一、脱原発か否か。
二、社会保障の充実か圧縮か。
三、現行法制下での政策の推進か、改憲か。
このうち、それぞれの争点において、民主党は前者、自民党は後者、ということに収斂していくのかもしれない。
逆に言えば、民主党が十分に前者を打ち出せない場合は、その分、自民党との対立軸の構成に失敗し、さらに次回選挙で無残に敗れることになるだろう。
維新の会は後者の路線を明確に打ち出しているという点で、安倍自民党と政策的にはかぶることになるようだ。
なお、この三つが主な争点になるとは思われるのだけれど、これとは別に、もう一つ、次回選挙では政治家には有権者に向けて課題として掲げて欲しいことがある。
それは、財政赤字をどうするのか、国債をどうするのか、という論点である。
自民党も民主党も、責任政党であるならば、上記三つの論点に加えて、財政・国債について責任感とメッセージを明確に示して欲しい。
安倍さんには、国土強靭化計画をどうするのか、明確なメッセージを発信して欲しい。
本当にあれをやるつもりなのか、それとも撤回するのか。
これは、財政について、国債について、どういう考えを持つのかと密接にかかわる問題でもある。
憲法改正は憲法改正で、安倍さんが掲げるのは結構だし、大きなテーマだが、次回選挙は、大体上記の三つないし四つが主要な争点となるし、有権者もこの三つ・四つの争点をしっかりよく見て判断した上で、各自の投票行動ということになるのではないだろうか。