絵本 「きみたちにおくるうた」

きみたちにおくるうた―むすめたちへの手紙―

きみたちにおくるうた―むすめたちへの手紙―



すばらしい絵本だった。


この絵本は、オバマさんが、二人の娘のために書いた手紙がもととなっている。
それにローレン・ロングさんという絵本作家の方が絵をつけている。


アルバート・アインシュタインジャッキー・ロビンソン、シッテイング・ブル、        ビリー・ホリデイヘレン・ケラー、マヤ・リン、ジェーン・アダムス、マーテイン・ルーサー・キング・ジュニア、ニール・アームストロング、シーザー・チャベス、       エイブラハム・リンカーンジョージ・ワシントン


の十三人のアメリカの歴史上の人物があげられ、それぞれの勇気や智慧や才能が、実は子どもたちひとりひとりの中にもあることを呼びかけ、この世界の多様性やそれぞれの個性を尊ぶことを語りかけている。


この絵本を読んで、あらためてオバマさんのファンになったし、子どもに限らず、大人が読んでも大切なことを多く教わる絵本だと本当思った。


恥ずかしながら、十三人の中には私はあんまりよく知らない人や、名前ぐらいしか知らない人もいたので、これらの人の伝記をきちんと読んで調べるのも、とても楽しそうである。


またこの絵本のような設定で、日本の歴史の中から十三人選ぶとすれば、どんな人物が良いだろう。
それを考えてみるのも、とても楽しい気がする。


すべからく大人は、子どもたちや未来の世代に、こういったメッセージや歴史の生きた語りかけをできるようでありたい。
そうあらためて思った。