- 作者: 安野光雅
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1979/08/05
- メディア: 単行本
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天動説の絵本、というよりも、「天動説を信じていた頃の人々がどのようなことを考えていたか、行っていたか」を描いた絵本。
知っていることとわかっていることは別で、地動説が本当にわかるとは、天動説の時代の人が何を考え、どのような暮らしをしていたかを理解することである、
と著者の安野光雅さんは述べているのだけれど、なるほど〜っと思う視点だった。
たしかに、その視点はとても大事だと思う。
地動説が本当に受け入れられるまでは、人類はどれほどの迷信や愚行を行っていたか。
一朝一夕にはいかないし、また地動説の時代を迎えるまでは、天動説の時代もまた必要な段階ではあったのだろう。
面白い絵本だった。