絵本 「おにいちゃんがいてよかった」

おにいちゃんがいてよかった (いのちのえほん)

おにいちゃんがいてよかった (いのちのえほん)


良い絵本だった。

家族をなくしたことがある人のために描かれた絵本らしい。

とてもあたたかな、ほろりとさせられる絵本だった。

この感覚は、家族をなくした人には、よくわかると思う。

グリーフワークというのはなかなか難しいし、家族の死を受け入れていくというの非常に難しい事だけれど、この絵本は、ひとつの自然なありかたを示してくれていると思う。

悲しみはなくならないけれども、その人がいてくれてよかったと思う時に、きっと残されたものの心にも、悲しみだけではない、大切なぬくもりがそこにはあるのだと思う。