絵本 「木のあかちゃんズ」

木のあかちゃんズ

木のあかちゃんズ


とてもかわいい絵本だった。

いろんな種類の樹の種たちを、あかちゃんに見立てて、ユーモラスで面白いイラストにしてある。

やどりぎの種は三年もはりついて、その木の枝に根を下ろす場合もあること。

マツヨイグサは、場合によっては、三十年から百年もの間、土の上の環境が整うまで土中で待って、それから芽を出すということ。

などなど、とても面白く、考えさせられるエピソードだった。

いろんな種類の種は、それぞれの仕方で、いろんな時間で、芽を出すこと。
その自然の不思議さや豊かさを、あらためて教えてくれるかわいい絵本だった。