絵本 「わすれられないおくりもの」

わすれられないおくりもの (児童図書館・絵本の部屋)

わすれられないおくりもの (児童図書館・絵本の部屋)


とても良い絵本だった。

「からだはなくなっても、心は残ることを知っている」あらいぐまが、いかに生きて、そしてみんなの心に残っていったか。

動物の御話としてわかりやすく書かれているけれど、実は人生の最も深遠なことが語られている絵本だと思う。

私も、どれだけ大きな贈り物を先立った人々からもらってきたことか、そして私がしっかりその思い出を持って生かして生きていれば、決してそれらの人々もいなくなったわけではないことを、生き続けていることを、あらためてこの絵本を読みながら深く思わされた。