絵本 「わたしのくまさんに」

わたしのくまさんに

わたしのくまさんに



一回目読んだ時は、とてもかわいい熊の絵に、ちょっと「?」となりながらも、かわいい絵本だなぁと思って読み終わった。


二、三回目読むと、この絵本、かなり物語に謎がつまっている。


何回読んでも、その謎は解けない。


というより、その謎について読者がそれぞれに、いろんな想像をかきたてられ、自分からさらに物語をつくっていけるように綿密に計算されてつくられているのだろう。


文字が読めるということのありがたさ、そしてそれを生きた声にして読み聞かせることの大切さ、などなどを、生き生きと感じさせてくれる。


不思議な、とても良い一冊だった。