絵本 「はらぺこあおむし」

英語でもよめるはらぺこあおむし

英語でもよめるはらぺこあおむし


私の親戚の小学生の女の子が、この「はらぺこあおむし」の絵本が大好きで、すべて暗記するぐらい愛読していた。

というわけで、私も読んでみたのだけれど、たしかにとてもかわいい元気いっぱいの絵本だった。

英語の原文と対訳で文章がついていて、読み比べてみると若干、日本語の訳と違っているところがあったのが面白かった。

最後の一文が、

"He was a beautiful butterfly!"

つまり、日本語訳の「あおむしが、きれいなちょうになりました」よりも、実はもともときれいなちょうだったという含みがあるのが面白かった。

もっとも、訳はどうしても原文どおりにはいかないし、むしろ日本語としてはとても良い訳だったと思う。

子どもの生命力や、自然の変化の不思議さを、かくも元気いっぱいにわかりやすく描くことは、他のジャンルでは難しいことを考えると、絵本はやっぱり貴重なものだと思った。