人生で本当に大切なこと 壁にぶつかっている君たちへ (幻冬舎新書)
- 作者: 王貞治,岡田武史
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2011/11/29
- メディア: 新書
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野球の王さんとサッカーの岡田さんの対談。
とても良い内容だった。
さすが、大変な苦労と重責を担う監督さんたちだけあって、なまなかな人生論を読むより、よほど良いことが書いてあった。
若者や子どもに向けてつくられた本のようだが、大人が読んでも相当ためになると思う。
特に、
「なにくそ」と思うか、「もういいや」と思うか。
そこに大きな違いが生じる。
「もっと良いやり方があるはず。もっとうまくなりたい。」という向上心と、「今度こそ必ず打ちたい、勝ちたい」という闘争心が、野球には不可欠ということ。
上手になる条件は、
一、好きになること
二、夢や目標を持つこと
三、自分で考え動くこと
不安がない人間はいない。
どんな深刻な悩みや不安でも命をとられるほどではない、餓死はしない、と思うと気が楽になる。
当たり前のことをあきらめないで粘り強くする。
小さな成功体験を積み重ねる。
「引きだし」を増やす。
この壁を乗り越えたら、すべてうまくいくんじゃないか、と思って見る。
人生はジグザグに進む。
ジャンプするには一度かがむ、と思って、退歩しているように感じられる時も前向きに考える。
迷う時があったら、ともかく一歩踏み出す。
練習は裏切らない。
出会いはきっかけ、生かすのは本人次第。自分で消化し、発展させる。
執念こそが勝ちにつながる。
達成感や感動こそが本当の報酬。
などなどのメッセージは、なるほどな〜っと思った。
軽くすぐに読めるので、多くの人におすすめしたい一冊。
やっぱり王さんは偉いなぁ。。