王貞治・岡田武史 「人生で本当に大切なこと」を読んで


野球の王さんとサッカーの岡田さんの対談。
とても良い内容だった。
さすが、大変な苦労と重責を担う監督さんたちだけあって、なまなかな人生論を読むより、よほど良いことが書いてあった。


若者や子どもに向けてつくられた本のようだが、大人が読んでも相当ためになると思う。


特に、


「なにくそ」と思うか、「もういいや」と思うか。
そこに大きな違いが生じる。


「もっと良いやり方があるはず。もっとうまくなりたい。」という向上心と、「今度こそ必ず打ちたい、勝ちたい」という闘争心が、野球には不可欠ということ。


上手になる条件は、
一、好きになること
二、夢や目標を持つこと
三、自分で考え動くこと


不安がない人間はいない。
どんな深刻な悩みや不安でも命をとられるほどではない、餓死はしない、と思うと気が楽になる。


当たり前のことをあきらめないで粘り強くする。


小さな成功体験を積み重ねる。


「引きだし」を増やす。


この壁を乗り越えたら、すべてうまくいくんじゃないか、と思って見る。


人生はジグザグに進む。


ジャンプするには一度かがむ、と思って、退歩しているように感じられる時も前向きに考える。


迷う時があったら、ともかく一歩踏み出す。


練習は裏切らない。


出会いはきっかけ、生かすのは本人次第。自分で消化し、発展させる。


執念こそが勝ちにつながる。


達成感や感動こそが本当の報酬。


などなどのメッセージは、なるほどな〜っと思った。


軽くすぐに読めるので、多くの人におすすめしたい一冊。


やっぱり王さんは偉いなぁ。。