増支部経典 第四集 三十一 四輪について

支部経典 第四集 三十一


一、 比丘衆よ、これらは四輪なり、これを成就せる天あるいは人には四輪ありて転ず、これを成就せる天あるいは人は久しからずして財位において大と広とを得、何をか四とす。
適宜の地にすむこと、善士に仕うること、己を正しくあらしむること、及び前に福を作れること。
比丘衆よ、これらは四の輪なり、これを成就せる天あるいは人には四輪ありて転ず、これを成就せる天あるいは人は久しからずして財位において大と広とを得、と。

二、適所に住みて、聖人に       親しみつかえ端正に
以前に福を作りたる          人にてあらば穀と財
称誉、名声、安楽は          彼を覆い援くなり、と。