楢崎弥之助さんの自伝は面白かった


■「国会の爆弾男」楢崎弥之助・元衆院議員が死去
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/289497


楢崎弥之助さんは、以前、自伝を読んだことがある。
とても面白い自伝だった。

こういう硬骨漢が野党にいることは、いつの世も大切なことだと思う。

政治家の役目は、政権を実際に担当し、権力を行使することも大事であるが、同時に、権力を監視し、質問や議論を通じて適切に牽制していくことも大事である。

楢崎さんのような人物が、野党側から戦後の日本を支えてきたことも、自民党などの政権の側が日本の戦後をつくってきたのと同様に、高く評価されるべきだろう。

55年体制は遠い過去のこととなりつつあるし、55年体制に問題も多々あったことも事実だが、今の与野党55年体制ほどの権力の円滑な運営や、あるいは権力への適切な批判精神や監視を発揮できているのかは、部分的には疑問なところもある。

戦後の歴史の中の、良い部分や偉大な部分は、忘れずに今後も引き継がれていって欲しいと思う。

楢崎さんの自伝も、多くの人に読まれるべき本なのではないかと思う。



http://www.amazon.co.jp/dp/4816706321/?tag=hatena_st1-22&ascsubtag=d-n5uwn

http://d.hatena.ne.jp/elkoravolo/20111126/1322298803