善導大師『阿弥陀如来を観想する教えの入口』(観念法門) 第三十六節

善導大師『阿弥陀如来を観想する教えの入口』(観念法門) 第三十六節



また、阿弥陀経の中には、以下のような意味のことが説かれています。
釈尊はおっしゃいました。「もし男性や女性で、一日から七日、一心に専ら阿弥陀如来の名号を念仏すれば、その人は命が終わろうとする時に、阿弥陀如来がさまざまな浄土の聖なる方々と自らやって来て迎えてくださり、西方極楽浄土に往生させてくださいます。」と。
釈尊は、おっしゃいました。「私はこの素晴らしい利益を見るがために、この言葉を説くのです。」と。
これがつまり、経典による証拠です。
これもまた、阿弥陀如来に摂取されて浄土に往生させていただく縁(摂生増上縁)です。