この記事、矛盾だらけではないか?

「官邸初動が混乱要因」報告書
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20120228k0000m010104000c.html


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官邸の指示が事故の拡大防止にほとんど貢献しなかったと総括。
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と冒頭に書きながら、

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 一方、菅氏が昨年3月15日に東電に「(福島第1原発からの)撤退なんてありえませんよ」と、第1原発にとどまるように強く求めたことについては、「結果的に東電に強い覚悟を迫った」と評価した。
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とのこと。

この記事、あるいはこの報告書、矛盾してないか?

そもそも、

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 原子炉格納容器の圧力を下げるため気体を外に出す「ベント」が遅れたことについては、東電が現地の住民避難の完了を待っていたことや電源喪失が原因だったと指摘。「官邸の決定や経済産業相の命令、首相の要請がベントの早期実現に役立ったと認められる点はなかった」とした。
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この文章、いまいち意味がよくわからない。
ベントが遅れたことと官邸の決定が無関係だった、ということにしかならない。

どうもこの記事、まともに読めば論理の筋が通らず、意味がよくわからないとしか言いようがない。