内田麟太郎 「そらとぶアヒル」

そらとぶアヒル (絵本・ちいさななかまたち)

そらとぶアヒル (絵本・ちいさななかまたち)


「もしかしたら」

そう思うことの力を、あらためて思い出させてくれる。

無理だとか、だめだとか、そう思って、多くの場合、人や社会は枠を小さくしてしまっているのかもしれない。

「もしかしたら」

と思うことは、その枠を打ち破る力がある。

もしかしたら、できるかもしれない、そう思って、努力をした人々こそが、今までの歴史もつくってきたのだろうし、

誰か一人が始めれば、あとの人もそれができるようになっていくのだとあらためて思う。

絵本の力をあらためて感じさせてくれる良い一冊だった。