- 作者: 柳沼重剛
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2003/01/16
- メディア: 文庫
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- 作者: 柳沼重剛
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2004/06/16
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今日、岩波文庫の『ギリシア・ローマ名言集』を読んだ。
とても面白かった。
はっとさせられる、考えさせられる、深いことばや機知や智慧がそこにはあった。
古代ギリシャ・ローマに学ぶことは、やはり今もってはかりしれない。
時折読み返し、またいろんな他の本も読んでみよう。
「一羽の燕は春を作らず」
(古代ギリシャのことわざ)
「一羽の燕、ある一日が春をもたらすのではなく、同様に至福な人、幸福な人は、一日で作られるわけではない。」
(アリストテレス)
「事はまったく剃刀の刃に乗っているようなものだ。」(ホメロス『イリアス』)
「食わんがために生きるのではなく、私は生きんがために食う。」(ソクラテス)
「煙を逃げて、火に飛び込む」(古代ギリシャのことわざ)
「賢人は敵から多くのことを学ぶ」(アリストパネス)
「人の性格は言葉から知れる。」(メナンドロス)
「言葉は行為の影である。」(ソロン)
「言葉に打たれぬ者は、杖で打っても効き目はない。」(古代ギリシャのことわざ)
「現在の難儀もいつの日か良い思い出になるであろう。」(ホメロス『オデュッセイア』)
「堪え忍べ、わが心よ、おまえは以前これに勝る無残な仕打ちにも辛抱したではないか。」(ホメロス『オデュッセイア』)
「愚者は打たれてはじめて知る」(ヘシオドス)
「悩みによって学ぶことこそ、この世の掟」(アイスキュロス)
「始めは全体の半分」(古代ギリシャのことわざ)
「必要なことは二度でも言うがよい」(エンペドクレス)
「貧乏だけが技を呼びさます。」(テオクリトス)
「陶器づくりの術を学ぶのに、大きな甕から始めようとす」(古代ギリシャのことわざ)
「竪琴を轢くことを学ぶ者は、竪琴を弾くことによって、竪琴を弾くことを学ぶ。」(アリストテレス)
「何事も無からは生じない」(ルクレティウス)
「昔、ミレトス人は勇敢だった。」(アナクレオン)
「怒りは一時の狂気である。」(ホラティウス)
「喜んだ人は喜びの種を忘れるが、悲しんだ人は悲しみの種を忘れない。」(キケロ)
「われわれは、教えることによって学ぶ」(古代ローマのことわざ)
Docendo discimus.
「機会は容易に与えられないが、容易に失われる。」(プブリウス・シュルス)
「生きている限り私は希望を抱く」(ことわざ)
Spero dum spiro (息ある間は希望を抱く)
「友よ、われわれはこれまでに不幸を知らずにきた者ではない。ああ、もっと辛い事にも耐えてきたのだ。これにも神は終わりを与えよう。…辛抱せよ、幸せな日のために自重するのだ。」
(ウェルギリウス『アエネイス』)
「人生は人間に、大いなる苦労なしには何も与えぬ」(ホラティウス)
「後の日は前の日の弟子である。」(プブリウス・シュルス)
「幸運の女神は、自分が大いにひいきにするものを愚かにする。」(プブリウス・シュルス)
「私は生きおえた、運命が私に与えた筋道を、私は歩きとおしたのだ」(ウェルギリウス『アエネイス』)
「何を笑うのか?(登場人物の)名を(お前の名に)変えれば、この話はお前のことを言っているのだ。」(ホラティウス)
Quid rides? Mutato nomine de te fabula narratur
「遅れは危機を引いてくる。」(古代ローマのことわざ)
「多読より精読すべきだと言われている。」(小プリニウス)
「力があると思うゆえに力が出る。」(ウェルギリウス『アエネイス』)
Possunt, quia posse videntur
「喉が渇いてからやっと井戸を掘ることになった。」(プラウトゥス)
「髭は哲学者を作らない。」(古代ローマのことわざ)
「確実な平和は、期待されるだけの勝利にまさり、かつ安全である。」(リウィウス)
「すべての日がそれぞれの贈り物を持っている。」(マルティアリス)
Omnis habet sua dona dies.