ブルース・リーの生と死

ブルース・リーの生と死 [DVD]

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ブルース・リーの葬式の様子から始まって、主な映画の名場面や、ブルース・リーの生い立ち、いろんな人たちの回想などが織り交ぜて、その生涯を回顧してあった。

やっぱり、ブルース・リーは、別格だ。
かっこ良すぎる。

映画の前半では馬鹿みたいな三枚めの人の良い感じのが、映画の後半で戦闘シーンになると、人が変わったように真剣な表情になって、精悍この上ない様子になる、あのギャップが本当にしびれる。

ブルース・リーの人なつっこい笑顔は前から好きだけれど、この映画によれば、成功したあともとても気さくな性格で、撮影現場のエキストラの人々からも大変慕われたという。
ちょっと成功すると思い上がって傲慢になる話は、日本も含めて芸能界とかではよく聞く話だけれど、その点ブルース・リーって偉かったんだなぁと思う。

しっかし、彼の映画は、だいたい、日本人や欧米人が最期の方のボスキャラないし手ごわい相手で、それをブルース・リーが次々に倒すのだけれど、当時の(あるいは今も)、香港や中国やアジアの人々は、ブルース・リーのその姿に溜飲を下げて、拍手喝采したのだろう。
映画の中で、ブルース・リーは映画を通じて中国の民衆や伝統の守護者になった、みたいなナレーションを流してたけれど、大げさではなくて、そのように当時の人々は受けとめたのかもしれない。

とかく、強いものに虐げられ、ねじ伏せられ、泣き寝入りすることが多い庶民や社会的な弱者は、やっぱり、気は優しくて力持ちで、強きを挫き弱きを助く、そういったヒーローを、せめてスクリーンの上ででも、待望するものなのだろう。

ブルース・リーは、大学で哲学を専攻していたらしいし、日々の暮らしも鍛錬を欠かさずストイックで、武道を理念や哲学としてもとらえていたらしい。
そのせいか、顔がやっぱり知的で端正と思うし、その後のカンフー映画のヒーローと比べても別格と思う。
ジェット・リージャッキー・チェンも、見ている時は面白いけれどあんまり再び見ようとは思わないけれど、ブルース・リーは、また見たいなぁと思った。

にしても、この映画でブルース・リーの葬儀の様子が映っているときに、奥さんなどと並んで、「ターキー・木村」という人が、ブルース・リーの最も近しい人として、お焼香したり棺を運んでたのだけれど、ターキー・木村って誰?
日系人だろうか。

チャップリンも、ブルース・リーも、案外身近な秘書には、日本人や日系人の人がいたのかと思うと、なんだか興味深い。


(追記)

知人に教えてもらったところによると、ターキー・木村はブルース・リーノシアトルの後援者で、ブルースがジークンドーの道場を開く際に尽力した日系人だったとのこと。