南直哉 「老師と少年」

老師と少年 (新潮文庫)

老師と少年 (新潮文庫)

老師と少年

老師と少年


たまたま古本屋で見つけて買ったのだけれど、良い本だった。
これほどの本とは、買う時は思わなかった。

とてもわかりやすい言葉で、平明に綴られているけれど、真実の響きがある。

人生について、いろんな迷いや悩みが生じたときに読むと、問いの答えにはならないとしても、突き抜けるような気持と視界にさせてくれるのではないかと思う。

正直、日本の仏教、特に禅宗の本の大半は私は手に取ってみる気も起らないシロモノが多いと思っているけれど、この本は良い本だった。

また、時折繰り返し読みたい。