- 作者: 野口悠紀雄
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2000/03
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- 作者: 野口悠紀雄
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とても面白かった。
「発想の基本五原則」
1、発想は、既存のアイディアの組み換えで生じる。模倣なくして創造なし。
2、アイディアの組み換えは、頭の中で行われる。
3、データを頭に詰め込む作業(勉強)がまず必要。
4、環境が発想を左右する。
5、強いモチベーションが必要。
「逆向き発想」が有効な場合もある。
1、「求められているものは何か」をはっきりさせる。まずゴールを明確にする。
2、「その条件を満たすには、どのような方法があるのか。あるいは、どのような条件が満たされていればいいのか」を考える。
3、「それと現実に存在するものの差は何であり、どうすれば埋めることができるのか」を考えて進めてゆく。
といった発想法は、私にはとても参考になった。
・協調から発想へ。会社人間からアイディア人間へ。
・人間の脳は無価値なものを直感的に排除する力がある。
・いつも考え続けること。
・事大主義、思い込み、先入観、単純分類が発想の敵であること。
・発想から逃げ回る人は、「自信の欠如」した人である。「必ずできる」と思うことが大事である。
・創造的に模倣せよ。
・モデル構築のために枝葉末節を切り捨てる。
・仕事に現役であれ。考え続けること。
・頭をいっぱいにしてから、歩く。
・アイデアをすぐにメモする。
・読者は著者との対話。最高のインキュベイター。
・批判は人格の否定ではないと心得る。
・パソコンは発想機械。まずはいったんパソコンで書き始める。
・パソコンで書いて、自分自身と討論する。
といった内容は、なるほど〜っと思った。
1、出発点は模倣で良い。
2、とにかくパソコンに向かって仕事を始める。
というのは、本当、なるほどーっと思うし、気が楽になった。
良い一冊だった。