- 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
- 発売日: 2006/01/25
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ヴェロニカ・ゲリンは、実在のアイルランドのジャーナリスト。
麻薬組織について綿密な取材を行い、繰り返し脅迫や襲撃を受けたが、決して屈せず、1996年6月26日、射殺された。
ケイト・ブランシェットがヴェロニカをとてもよく演じていて、最後は思わずに涙がこぼれそうになった。
アイルランドは、ヴェロニカの死によって、麻薬撲滅の機運が一気に高まり、政府も憲法を改正し麻薬容疑者の資産を凍結できるようにし、大規模な捜査に乗り出し、ヴェロニカを殺害した麻薬組織の主要メンバーもほぼ逮捕され、犯罪率も大きく低下したとのことである。
人間の崇高な勇気というものを、本当に教えてもらった。
ジャーナリストというのは、本当に命がけの仕事であり、またそうあらねばならないのだろう。
真実というものには、命をかけて取り組み、伝えなければならないのだと思う。
良い映画だった。
本当に、ヴェロニカのような人こそ「菩薩」だと思う。
万分の一でも、この勇気を見習って、私も生きていきたい。