- 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
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ナポレオン戦争の頃のイギリスの軍艦が舞台で、主人公達は大西洋の大海原を航行し、なかなか捕捉できないフランスの軍艦を追い、途中ガラパゴス島に上陸したり、大嵐にあったり、最後はフランスの軍艦と大激戦をする、という話。
一言でいえば、男のロマン、というところだろうか。
なかなかよくできていて、たぶん日本の歴史にはあまりない、帆船による遠洋航海や戦闘というのは、ある意味うらやましいような、男のロマンの世界だなぁと思った。
良いことばかりではなくて、大変なことばかりで、これはたまらんなぁと思うような試練や苦難が続出だし、乗組員の中にもいいことばかりでなくてかなり難しい人間関係もあったのだろうと思わせることもあるのだけれど、にしても、この一蓮托生の世界というのは、ある意味うらやましくあった。
でも、それは、生き残れば、の話なのだろう。
途中、多くの乗組員が命を落とすし、幸いこのイギリス船は勝ち残って生きのびたけれど、それこそ山のようないろんな船と男たちが、この時代、戦闘や遭難で海の藻屑となっていったのだろう。
本当は、戦闘ではなく、科学の探究ということでガラパゴス島などを旅することができたら、よっぽどその方が良く、戦闘など大きな自然から見れば、土台馬鹿馬鹿しいことなのかもしれない。
しかし、この時代の海軍の勇気や度胸というのは、たとえ帆船の時代が終り、こうした時代が過ぎ去っても、何かしら立派なような、大事なものだったような気もする。
なかなか面白い作品だった。