渡辺一夫 「狂気について」

狂気について―渡辺一夫評論選 (岩波文庫)

狂気について―渡辺一夫評論選 (岩波文庫)


これは、名著だと思います。

深い味わいと思索が湛えられています。

現代においても、なお重要な一冊だと思います。

寛容とは何か、
考えさせられます。

二十一世紀の人類が、いまだに熱狂に駆られて、寛容に程遠いとするならば、渡辺一夫ラブレーエラスムスを、もう一度見つめなおすことが、このあわただしい時代でも、一見迂遠なように見えて、一番確かな、そして近道なのかもしれません。