ジョエル・アンドレアス　「戦争中毒」

漫画でわかりやすく、アメリカの軍産複合体や、軍産複合体に突き動かされて他国へ活発な軍事侵攻・軍事侵略をしてきた歴史が解き明かされています。

通常、日本人の抱くアメリカのイメージや歴史は、この本で紹介されているような事実とはだいぶ異なっているのではないでしょうか。

もちろん、アメリカには良い面もいっぱいあると思いますし、市民社会や個人個人や文化には良い面もいっぱいあると思います。

しかし、一方で、この本にとりあげられているような軍国主義や軍産複合体の側面もあることを、特にアメリカの影響を戦後六十年間大きく受け、現に受けているし、これからも密接に付き合っていかなくてはならない日本は、必ず知っておかなければならないと思います。

アメリカ、および世界の重要な部分を知るためにも、一度は読んでおくべき一冊と思います。