岡松和夫 「志賀島」

志賀島 (1976年)

志賀島 (1976年)

むかし、芥川賞を受賞したそうで、今ではあまり読まれないようですが、良い小説でした。

戦時中・敗戦後の、激動の時代の福岡を、よく描いています。
私にとっては、どの地名もとてもなじみが深い地名ばかりなので、あそこでこんなことがあったのか!と思うことばかりでした。

中央に翻弄されて、やたら悲しく、たいへんだったかつての福岡に比べて、今は平和な時代で豊かになったし、本当に良い時代になったと、本を読んだ後に思えました。
ただし、かつてこういう時代や歴史があったということは、よくよく覚えて忘れない方がいいのかもしれません。