両院総会 首相熱弁も冷ややか
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110629ddm005010107000c.html
この記事、非常に疑問である。
というのは、この昨日の両院協議会は、以下から誰でも動画が見れるが、きちんと見ればこの記事と全く異なることがある。
http://www.ustream.tv/channel/dpj-channel
この記事には、
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28日に国会内で開かれた民主党の両院議員総会。岡田克也幹事長ら党執行部からも菅直人首相を突き放す発言が出るなど、首相の熱弁とは裏腹に冷ややかな雰囲気に包まれた。
(中略)
今回は岡田氏が首相に出席を要請し、総会でも首相の任期について「残された少ない時間」と指摘するなど、首相を守るはずの執行部も「敵」に回る展開になった。
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とのことだが、岡田さんは冒頭においても、そしてこの議題の最後においても、それぞれ明確に、
「菅総理を筆頭に全員でがんばりたい」
「我々の選んだ総理、しっかり敬意を持って、総理の仕事ができるように、全員と後押しができるようにしていきたい」
というメッセージを述べている。
どこをどうこれらの発言を歪曲すれば、「突き放す発言」「「敵」に回る展開」なのか理解に苦しむ。
先日も日記に書いたが、いささかマスコミの菅総理や岡田さんの発言への歪曲でデマはあまりにもひどくはないか。
岡田さんは菅総理を「最後まで支える」と明言している
http://d.hatena.ne.jp/elkoravolo/20110626/1309089011
菅総理も、この両院協議会で、終始落ち着いて穏やかで明確な発言をしており、
「後世に禍根を残すことが無いように、原子力行政の改革を」
「残された時間、完全燃焼する覚悟」
「原子力行政の禍根を残さない、方向性を示す」
そうしたメッセージを発していた。
この記事は、熱弁むなしく、「歩き始めた首相は途中で厳しい表情でにらみつけ、会場をあとにした。」などと揶揄しているが、きちんと見れば全然違う印象を受けるのではないか。
私はこの両院協議会の様子を見て、菅総理と岡田さんの冷静で穏健な様子にとても感心した。
そして、自分の代表に対して、あたかも自分は責任や関係のない第三者のような罵倒と揶揄を繰り返す、小沢派の議員たちの態度と発言に驚いた。
マスコミの片言隻句を切り取り、事実を歪曲した報道を鵜呑みにするのではなく、そのつどきちんと今はインターネットにより両院協議会などの様子は動画で誰でも見れるのだから、きちんとそうしたソースを参照してから考え、判断するようにすべきと思う。