BS1 レイラ 17歳 〜パレスチナ 閉ざされた町で〜

半年ほど前、衛星第一で「レイラ 17歳 〜パレスチナ 閉ざされた町で〜」というドキュメンタリー番組があっていたので見た。

http://veohdownload.blog37.fc2.com/blog-entry-4301.html

(以下はその時の感想)

原題は"Wecolme to Hebron"で、ヘブロンに住むパレスチナ人の少女の目を通して、パレスチナ問題が描かれていた。

ユダヤ人入植者は、パレスチナ人に対し、日ごろから生ゴミや石やガラス瓶を投げたり、いろんな嫌がらせをしているらしい。
イスラエルの兵士達も、パレスチナ人にはいろんな嫌がらせを行い、ユダヤ人入植者の味方ばかりしているようだった。

そんな中で、この番組に映っているパレスチナ人たちは、ごく普通のやさしそうな人たちで、健気に将来の幸福を夢見たり、自分自身をしっかり持って、いつかユダヤ人たちとも共存できるような社会を夢見ていた。

一方、ユダヤ人たちは、アラブ人は皆殺しだとか、ヘブロンは聖書に書かれているように神からユダヤ人に与えられた土地だとか、首をかしげさせられる憎悪と狂信ばかり示しているようだった。
中には、このようなあり方はおかしいと語っている元イスラエル軍の兵士もいて、まともなユダヤ人もいるのだろうけれど、入植者たちの行為はかなり目に余るものがあると見てて思えた。

中でも許しがたく思えたのは、未成年の子どもは刑法に問われないということを利用して、ユダヤ人入植者が自分の子どもたちに石をパレスチナ人たちに向って投げさせているということだった。
親や大人のすることだろうか。

自分の行為には必ず報いがある。
パレスチナ人たちに対して、いまユダヤ人入植者たちがしている嫌がらせの報いは、いずれそれらユダヤ人たちの身にふりかかるだろう。

ユダヤ人は、第二次大戦中など気の毒なところもあったが、いかんせん狂信とわが勝手な憎悪に満ちているあの誤った思考と行動は、どうにかならんのかと思われてならない。

国際社会も、このようなイスエラエルの横暴を座視せず、人権や人道の問題として、もっとパレスチナへの支援やイスラエルへの監視や注意に意を用いるべきなのだろう。

この番組に出ていたパレスチナの少女たちがが願うような、共存や平和がいつか実現とするのいいのだけれど。
多くのユダヤ人の思考があのように歪んでいる以上、なかなか一朝一夕にはいかなそうである。