2012-06-20から1日間の記事一覧

増支部経典 第九 放逸等品

増支部経典 第九 放逸等品 一、比丘衆よ、この得は少量なり、いわゆる称誉の得なり、比丘衆よ、これは得中の最上なり、いわゆる慧の得なり、ゆえに、比丘衆よ、汝等はまさにかくの如く学ぶべし、我等は慧の得によって栄ゆべしと、比丘衆よ、汝等はまさにかく…

増支部経典 第八 善友等品

増支部経典 第八 善友等品 一、比丘衆よ、我はよく未生の善法を生じ、あるいは已生の不善法を捨つるものはこの外に一法をも見ず、それはすなわち友の善きことなり。 比丘衆よ、友善ければ未生の善法は生じ、また已生の不善法を捨つ。 二、比丘衆よ、我はよく…

増支部経典 第七 発精進等品

増支部経典 第七 発精進等品 一、比丘衆よ、我はよく未生の善法を生じ、あるいは已生の不善法を捨つるものはこの外に一法をも見ず、それはすなわち発勤精進なり。 比丘衆よ、発勤精進ならばすなわち未生の善法は生じ、また已生の不善法は捨てらる。 二、比丘…

増支部経典 第六 弾指品

増支部経典 第六 弾指品 一、 比丘衆よ、この心は極光浄なし、しかしてそれは客の随煩悩に雑染せられたり、無聞の異生は如実にこれを解せず、ゆえに無聞の異生は心を修せずと我は言う。 二、 比丘衆よ、この心は極光浄なり、しかしてそれは客の随煩悩より解…

増支部経典 第四 無調品

増支部経典 第四 無調品 一、 比丘衆よ、我は、かほどにも調(ととの)えられざる時は大無利を成す法を、他に一も見ず、比丘衆よ、それはすなわち心なり。 比丘衆よ、調えられざる心は大無利を成すなり。 二、 比丘衆よ、我は、かほどにも調えられたる時は大…

増支部経典 第三 無堪忍品

増支部経典 第三 無堪忍品 一、 比丘衆よ、我は、かほどにも無修無堪忍の法を、他に一も見ず、比丘衆よ、それはすなわち心なり。 比丘衆よ、心は無修無堪忍なり。 二、 比丘衆よ、我は、かほどにも修せられ堪忍なる法を、他に一も見ず、比丘衆よ、それはすな…

増支部経典 第二 断蓋品

増支部経典 第二 断蓋品 一、 比丘衆よ、能く未生の欲欲を生じ、あるいは已生の欲欲を増し拡ぐる一法を、我は他に見ず、比丘衆よ、それは即ち浄相なり。 比丘衆よ、不如理に浄相を思惟すれば、未生の欲欲は生じ、あるいは已生の欲欲は増し拡がるなり。 二、 …

増支部 一集 第一 色等品

増支部経典(アングッタラ・ニカーヤ)彼の世尊、応供、正自覚者に帰命す。 一集 第一 色等品 一、かくの如く我聞けり、 あるとき先生は舎衛城(サーヴァッティ)の祇陀(ジェータ)林、給孤独の園に住したまいき。 そこにおいて世尊は比丘衆を、比丘衆よと…

民主制を維持させるには? アリストテレスによれば

アリストテレスは、『政治学』の六巻の中で、民主制の維持の仕方について論じている。 同巻の中で、アリストテレスは、民主制の諸特徴を知ることは、人が欲するものを確立するためにも、現にある民主制を立て直すためにも、有益であるとして、民主制の諸特徴…