2010-11-13から1日間の記事一覧

ザメンホフ 「のぞみのうた」

ザメンホフ 「のぞみのうた」 新たな心地 世に来たり 強き呼び声 世を渡る かろけき風の 翼にて 今遠近(おちこち)に 飛びゆけよ 血に渇く 剣にでなく そは はらからに 人をなしゆく とわにいさかう この世にぞ 尊き和をば そは誓ひけり 聖(きよ)き望みの…

雲井龍雄 参考文献目録

【雲井龍雄関連図書】 藤沢周平『雲奔る―小説・雲井竜雄』1982 文芸春秋 安藤英男『雲井龍雄詩伝』(明治書院) 高島真『雲井龍雄 謀殺された志士 また蒼昊に訴えず』(歴史春秋社) 村上一郎「雲井竜雄の詩魂と反骨」(「ドキュメント日本人 第三巻 反逆者…

“My Will” by KUMOI Tatsuo

“My Will” by Tasuo Kumoi (a Japanese Patriot of the late Tkugawa periodo,1844-1871) Confronting with death, I have no fear to die. Or being to live, I have no intention of enduring to live in dishonor. The JUSTICE of MAN competes with the …

雲井龍雄 「相馬城に人見子勝に別る」

「相馬城に人見子勝に別る」 平潟湾 勿来関 平潟の湾 勿来(なこそ)の関 石路索廻巌洞間 石路 索(めぐ)り廻(めぐ)る 巌洞の間 怒涛如雷噴雪起 怒涛 雷の如く 噴雪起り 淘去淘来海噛山 淘(なが)れ去り 淘(なが)れ来つて 海 山を噛む 地形雄偉冠東奥 …

雲井龍雄 「逸題」

「逸題」 舌存何妨縦横 舌 存す 何ぞ 縦横を妨げん 志決任他死生 志 決し 他(か)の死生に任ず 臣豈汚臣素節 臣 豈(あ)に 臣が素節を汚さん 汝休壊汝長城 汝 壊(こぼ)つを休(や)めよ 汝が長城 (大意) 私の命があり、言葉を語ることができるこの口と…

雲井龍雄 「檻車東下、時に本田某に示す」

「檻車東下、時に本田某に示す」 侠骨至今猶未摧 侠骨 今に至るも なお未だ摧(くじ)けず 任他刀鋸迫肌来 さもあらばあれ 刀鋸 肌(はだえ)に迫り来る 漢廷従是知高枕 漢廷 是(これ)より知る 枕を高くするを 寂寞世間無郭隗 寂寞たる世間 郭隗なし (大…

雲井龍雄 「予、暇日 郭青山集を閲す、天地有りて衾と為し月を枕と為すの句、弄吟数回、意甚だ之を愛す、因りて自ら枕月居士と號す、之を賦して以って志を述ぶ」

「予、暇日 郭青山集を閲す、天地有りて衾と為し月を枕と為すの句、弄吟数回、意甚だ之を愛す、因りて自ら枕月居士と號す、之を賦して以って志を述ぶ」 沽酒休沽澹泊酒 酒を沽(あきな)はば沽(う)る休(なか)れ澹泊(たんぱく)の酒 擇友須擇澹泊友 友を…

雲井龍雄 「席上 綿織(にしきおり)翁に贈る」

「席上 綿織(にしきおり)翁に贈る」 博浪沙中曾撃秦 博浪沙中(ばくろうさちゅう) 曾(かつ)て秦を撃つ 零丁僅脱圮橋身 零丁 僅(わづか)に脱す 圮橋(いきょう)の身 武昌今日相逢処 武昌 今日 相逢ふの処(ところ) 我是子房君老人 我は是(こ)れ 子…

雲井龍雄 「北下途上」

「北下途上」 欲囘狂瀾済一世 狂瀾を囘(かへ)して 一世を済はんと欲し 道之窮通未肯計 道の窮通 未だ肯(あへ)て計らず 直氣吐来震九重 直氣 吐き来たりて 九重を震はし 満眼紳紱是芥蒂 満眼の紳紱(しんふつ) 是れ 芥蒂(かいたい) 天日不照孤臣心 天…

雲井龍雄 「釋大俊 時事に憤を発し、慨然として済度の志有り、将に其の親を尾州に帰つて省せんとす、之を賦して以て贈る」

「釋大俊 時事に憤を発し、慨然として済度の志有り、将に其の親を尾州に帰つて省せんとす、之を賦して以て贈る」 生當雄圖蓋四海 生きては当(まさ)に 雄図 四海を蓋(おお)ふべし 死當芳聲傳千祀 死しては当(まさ)に 芳声 千祀(し)に伝ふべし 非有功…

雲井龍雄 「鴨に、広沢・岡松・林・武市・伴の諸君と飲む、席上、広沢君に贈る」

「鴨に、広沢・岡松・林・武市・伴の諸君と飲む、席上、広沢君に贈る」 藺氏元全趙 藺氏(りんし) 元(もと) 趙を全うす 荊軻曾許燕 荊軻 曾(かつ)て 燕に許す 輸誠期貫日 誠を輸(いた)して 貫日を期し 決死誓回天 死を決して 回天を誓ふ 皇道與花落 …